仁寺洞

nae586252008-12-21

二日目に、ひとりで仁寺洞(インサドン)と名のついた通りへ行った。古くからあるらしい骨董通りで観光地になっているようで沢山の外国人が歩いていた。イギリス人風の人が多いのが目についた。入口すぐに最初で最後の古書店を見つけ、勿論引き戸を開けて中に入ると、そこは日本の昔ながらの古書店とまるで変わらず、変わると言えば言葉が違うだけ。韓国(朝鮮時代)の古書多く所謂正統派な店らしいのがわかる。パラパラと天井まである本棚に埋もれて古本を抜いて読んで(見て)いると、すーっと落ち着いてくるのがしみじみ感じた。さびしいのは、ここの一軒だけで他には見当たらなかったことだなぁ。何か一冊読めないにしても買いたかったけど、日本みたいに見返しに値が書いてなく幾らかわからないし、聞き方もまた値を言われてもわからない言葉の壁で買わなかった。英語は小さな店ではまるで通じなかったな。
朝にドーナツとコーヒーを食べた店で水を下さい。と英語で言っても?で、ソウル市駅地下の書店でも英語が通じなかった。(領収書をください)それと何冊も買っても袋に入れてくれず、欲しいと言うと出してくる。
しかし普段着で(というかよそ行き着がない)歩いて仁寺洞から駅へ行こうとしたら韓国人の婦人から「すみません仁寺洞どこですか?」と韓国語で聞かれ、ニュアンスでわかったので、手で差してインサドンと言うと伝わった。まぁ見かけじゃわかんないから間違われても仕方ないけんどねぇ。この日は、教保文庫(ソウルのでかい書店)も行って本と雑誌をあれこれ買った。ここは地下ですごく広く出口そばの一角にフードコートがあり、軽食をセルフサービスで食べれるので、うどんと巻寿司定食風のを食べたが、見事なキムチがついていて食べれないんで勿体ないのだが、他の人のを見てると、ご飯にキムチを最後にのせて汁をご飯にしみこませて食べている。見るだけでおいしそう(辛そう)な感じで、郷に入れば郷に従えで韓国で食べるキムチは多分、日本のよりか数倍おいしいんだろな。と思う。旅行じゃなく住めば食べれるようなる気がした。
夜は泊まったヒルトンホテルの近所にある食堂に疲れたから遠出せず歩いて行ったけど、サラリーマンが夕食に食べている地元の食堂で豚肉をカリカリに焼いて、ゴマ油のタレで食べるのが、昨日の豪華な牛焼肉とまた違い、とてもおいしかった。昨日は三人で13万W(1万円ほど)で高めだったが、今日は12000W(千円ほど)で十分の一で安かった。食器は陶器はなく、銀とアルミを足したような銀風の入れ物にご飯を盛って箸も同じ。割れないためなのかな、と思ったが李朝時代からの陶器を使う店は無いらしい。青磁の伝統的な陶器は、普段食事には使うことはしないのがなんか歴史的な理由があるのかな。とか思ったけど正しいかどうかは、わかりません。

神戸に帰ってきて、流石に疲れてたのでよく寝て日曜日はゆっくり休む。それでもまぁブックオフには行ったかんね。日本語が書いてある本があって新聞が読めるのは本当に良いもの。
夜にテレビでM−1グランプリを年一度の楽しみで家族揃ってみるけど、審査員に最初に出てきたカウスボタンの片割れの顔を見て、一遍に嫌になる。どうしてうまく逃げられたんだろ今年のM1は、もう審査で純粋度がなくなったんじゃないのかな。優勝したNは面白かったし、初めは三宮の駅前でストリートライブしてた神戸つながりもあってよかったんだけど。来年は審査員を変えた方が良いよ絶対。