コンビニでマッカリ

韓国旅行も最後の夜、ヒルトンの部屋で打ち上げ、夕食が思わず安かったのでルームサービスでめいめいが好きなウィスキーを頼んだ。滞在中は食事代は妹に任せて最初にお金を預けていたので、妹の提案。私はルームサービスなど頼んだことないが、便利なものだと思う。
ヒルトンホテルはソウルの山手にあり、夜景がきれいに見える。一度飲んでみたかったシーバスリーガルの水割を飲みながら、ソウル駅前のコンビニで買った「かっぱえびせん」をつまんで親姉妹ならではの身内なリラックスな夜を過ごす。少し飲んだので、昨日よりは眠れた。なんだか現実味のない感じだなぁ。翌日は、朝１０時半に空港まで行く車が迎えに来るので、朝７時に起きて持ってきたコーヒーを飲んでから少し散歩した。家人にマッカリ酒を買ってきてと言われていたので、適当なコンビニに入り捜すと一番安い酒で売っている。濁った白い酒で、日本では「どぶろく」。なんで、これかと言うとなんでも尼崎の市場の裏道でポリバケツに入ったマッカリをひしゃくですくいコップ酒でおっさん連中がうまそうに飲んでたのをアマの高校へ通っていた家人がよく見て、一度飲みたかったらしい。忘れるところだったが、なんとか買ってボストンの中に割れないよう入れる。
帰りは仁川空港から飛行機に乗った。大韓航空のスチュワーデスは美人ばかりだ。機内で毎日新聞をずっと読んだが、日本は派遣切りだの暗いニュースばかりで、こんなことしてて良いのか。と思うが、どうしようもない。母親と海外旅行する日が来るとは思わなかったよね。

２３日は天皇誕生日、天皇は今年は体の不安があり記者会見されなかったが参拝者に姿を見せて手をふっていた。皇居につめかけた国民には病気でも姿を見せないといけない。と思うのかな。テレビで、昭和天皇がパンダを見ていた映像が後で流れて、どうも私は天皇というと昭和天皇しか思われないのだなぁ。しかし戦前は神サマのように祀りあげられ戦後は人間天皇で、こんなに激しい時代を生きた天皇はいないんじゃないか。天皇制がどうこう言う人は多いが、天皇さん自体は本人にしかわからないストレスと心労や苦労があるだろう。自由のない檻の中のような堀に囲まれて警察が見張ってまわる皇居の中では役人が馬鹿みたいなお金を使って行事を企画するのだ。まともな人なら頭がおかしくなるだろ、ウツ病で治らない人がいてもおかしくない場所なのだろうね。
明日はクリスマスイブ、もう一日遅く生まれたらもっと喜ばれたかも（かな）