南座の誇り

nae586252018-10-28

週末は晴れ。この土曜日は晴れて欲しい人多そうだなぁ。
今日は、京都の南座が改修工事がやっと終わり顔見世を前に歌舞伎役者
が揃って「お練り」があった。四条大通りは通行止めになり大勢の人で
道が埋まったな。この日を京の人は、それこそ千秋の思いで待っていた
だろう。工事が始まり南座が一時閉鎖され、祇園甲部歌舞練場も同じく
耐震工事でほぼ同時期に閉鎖し恒例の顔見世や都をどりは別の劇場で
催された。費用も掛かり赤字になったらしい。我慢の日が、やっと終わ
りの、お練りの日だ。
年末に毎年ある南座の顔見世に一度だけ観劇できた。千秋楽の日で桟敷
席で堪能でき、歌舞伎もよかったが劇場内の一足早く新年が来たような
華やいだ雰囲気が満ちていて、ホール内に贔屓の役者あてにお祝儀を
のせた塵取りがズラーッと並び、その横で写真を撮る芸妓さんが昼の
着物姿で立っていたり日頃の歌舞伎とまた違う光景があったな。歌舞伎
は大阪と京都で十回以上は母親のお供で観て、お陰でしっかり好きに
なってしまった。もう行けないだろけど、機会があればまた顔見世に
行きたいなーとにかく、新しい南座完成お目出たうです。
しかし歌舞伎発祥は、出雲の阿国が四条河原で歌舞伎おどりをしたのが
そうとされているが、今は歌舞伎は男性だけである。阿国は女性
南座の斜め前の賀茂川のふもとに阿国銅像が目立たずに建ってる。
もひとつ蛇足で、歌舞伎興行や劇場など一切は松竹一社で仕切っている。
南座の建替に近い改修工事の費用や役者を勢ぞろいさせてお練りさせる
のも松竹の威信をかけていると言って良い。
日曜は競馬の天皇賞だなー もしかして天皇も競馬こっそり見てるのかな