私の大阪

nae586252018-10-24

秋晴れが続いていたのが、火曜日は雨ふり。雨が降るとぐっと冷える。
京都の古本市で買った本の、「私の大阪地図」寺島珠雄(たいまつ社)
を秋雨のしとしと降る部屋で読了。勝手に大阪の人だろと思ってたけど
東京生まれで名前も筆名なのを知る。山谷から釜ヶ崎とドヤ暮らしを
しながら詩を書いていた。と言うとアナーキーな詩人を思うが本人を
知る人は大分 滅茶苦茶な人と言う。大正の終わりに生まれ平成11
年頃まで生き、晩年は尼崎で住んでいた。武田麟太郎の「釜ヶ崎」を
読んで流れてきたと書いている。この本はエッセイで読みやすかった。
西成の古書店などで本を買ったとある。
釜ヶ崎は今は、当時よりかなり高齢化して仕事も激減していると西成
ルポの本もある朝日の記者が書いた記事で報告していたな。寺島珠雄
がいたドヤは一畳半で月1500円ぐらいだった。今は一日の値段か
余談だけど、家人が東京の大学へ行ってた頃に高校が尼崎で言うと、
釜ヶ崎とよく聞き間違えられたらしい。今は、あいりん地区と言う。
一度だけ、あいりん総合センターのすぐ横を車で走っていたら夕方で
長い列を作って並んでいるおそらく日雇いの人等を見た。仕事に
アブレた人達がアブレ手当を貰うためにセンターに並んでいる姿だった。
少し手前は、あべのハルカスの巨大なビルの前を通ってきたのだ。
なんのかの言ってみても、所詮は傍観者でしか無い。よくわかっている
そういや、子どもの頃よしもと新喜劇でドヤを舞台で二段ベッドに寝て
起きてきた岡八郎が腹巻姿で、朝いちばんに空きっ腹でコーヒー飲んだら腹が
おかしい。と言うのにおっさん等が拍手してるのを見て覚えてるなー