彼岸花

nae586252018-09-23

お彼岸の中日、結構また暑くなったな。日差しがきつい。
家人は病院で精密検査しても悪いところが見つからず、医師に早く帰る
と、かなり言ったそうで週末に退院を決めてひとりで支払いをカード
でして迎えに行くと言ってるのに、待ち切れず荷物を持って帰って来る
なんとまぁせっかちな。病院に長くいたくないのは誰でもだけどねぇ。
まぁ何も無くて良かった。
またバタバタとうるさくなる。家人が居ないと、こんなにおだやかな
時間なのかと、しみじみ思ったなぁ。時どき居ない方が私もゆっくり
休めて良いのにね。お昼前には家に帰ってきたが、夕方までに二回
ライフへ買い物に行き、ブックオフで本を買ってくる。こちらは昼から
どこへも出かけず洗濯の山を片付けて大量の洗濯物を干した。
今、ずっと「神戸」西東三鬼を読んでいるが戦時中なれど一番神戸らしい
小説みたいで大変面白く、これは三鬼だからだよなと思う。地元の作家
だと、こうは書けない。トアロードにあった実在のホテルにいる実在の
客たち、バーのママが毎夜娼婦になり金を稼いでいるのがある。そうだね
私が大学の頃、元町にはまだ外人バーが裏通りにあり知らなかったが、
酒を出してるが彼女等は娼婦だった。まだ神戸に貨物船が港に沢山ついて
水兵も歩いていた。元町の商店街やもとこーは外人で溢れていたもんね。
今は中国人がどこでも溢れているけど。三鬼は神戸を愛していた。人の
ことには干渉しない自由な生き方をする人達が戦時中のホテルに居るの
に神戸らしいと書いている。
トアロードの山手から港の方を眺めると、坂の下へカラフルな風景が
神戸らしく私は、この眺めが好きだ。今は無いトアロードホテルの
跡を捜して坂を下りていた。