最後の噺家

nae586252018-07-03

ずるずると七月に突入する。月が変わってからというか月末から左側
の親知らずの歯が虫歯になり痛くて我慢していたけど諦めて、行きつけ
の歯科へ予約し、心臓がどきどきするのをなだめて今朝やっとの思いで
行ったのに、少し見てウチでは抜けませんから口腔外科を紹介するので
行ってください。と言われる。それで歯ぐきが腫れてるのを歯周病だの
言われ掃除して結局、他に虫歯は無いとかで紹介状代入れて三千円も
払う。紹介状て、お金とったかなぁ。それよりまた同じ思いをして歯を
抜きにいかないといけまへんがな。できないのならそう書いとけよ。
台風が九州から日本海へ向けてきているせいで、ひどくむあっと暑い
新聞を読んでいると、桂歌丸師匠が亡くなったのを大きく報じている。
何年も前から肺炎はじめ病気で入院しながらガリガリに痩せた体でも
きちんと座り、高座に上がりつづけていた。酸素ボンベのチューブを
鼻につけて落語をしたのは、歌丸だけだろう。見た時は、あんな姿で
しなくてもと思ったが、噺家としてプロの矜持を見せたな。すごいぞ
歌丸。黒木さんも死ぬ前まで鼻にチューブつけて仕事していたなぁ
見ている方は痛々しいが、やはり人より頭ひとつ抜きでる人は違うの
かも知れない。テレビでまだ元気な頃の姿の落語をしている姿を見て
いると勝手に泣けてきた。歯が抜くのが痛いとか泣き言言ってると
怒られるよ。 ゆっくりお休みください。