松浜の風

nae586252018-05-20

今週末は、あちこちお祭りイベントが多い。今日は、神戸まつりパレー土
の日だが、そちらは行かず芦屋美術博物館庭である、あしやつくる場と名
の、手作りテントが沢山あるお祭りへ行ってきました。朝は涼しくて風も
あり動きやすいくてよかった。毎年あるが、この美術館は交通の便が悪く
駅からも遠い、十年ほど前に組合がからんだ古書市があり私も出店したり
古書市がらみでも長い付き合いだが、今はその古書市は無くなり野外での
様々なテントがでて人も多いし子どもが遊びまわるお祭りらしい雰囲気だ。
古本のブースも四店だけあり、1003もあるしと足を延ばして行って
みてよかった。五月の青い空の下、古本ひと箱ぽいテントにいると知り合い
の人も居るし途中アイスコーヒーとタイカレーを外で食べたりした。
何にせよ売る方より見て歩いて買う方が私には楽しい、売る方だと本が
売れるか気になるし気も使う。居留守文庫で図録など買った。昨日は元
ガケの山下さんがホホホ座で出していたそう。1003のテントの下で
ふと南に旧堤防が見える、子どもの頃自転車でここまで来て堤防から海を
見た。風にのって無いはずの波の音が聴こえてくるような気がする。
なつかしいと思う気持があるのか今は埋められた海の音がする。そこから
歩いて五月晴のした、松浜公園の松林の間を歩いて芦屋川べりにある
テニスコートの横を通ると、ずっと忘れていたかってこの道を歩いていた
ことを思いだした。故郷てのは家でなくこんな風景で突然思い出される
らしい。川から海が見えた。50メートルだけ残された海と村上春樹
書いた。ねぇ子どもの時にさ、あそこの海で泳いだんだよ
そして昔通った小学校の前を歩いて阪神電車に乗って、現実に帰って行く
んだ。