歌は終わりぬ

nae586252018-05-16

今日は、いきなり蒸し暑くうんざりする暑さだ。空に蒸しふたをしたよう
朝から、電車に飛び乗って病院へ行き母親と会いケアマネと退院の面談を
するが、退院を伸ばしてできれば別の病院へ移りたい母親とこれ以上いて
も仕方無いの一点ばりの両者一歩もひかぬ模様の話し合いに次第にうんざ
りして怒りのよーなのが起きてくる。それを察してか父親は熱が出てまた
肺炎になる。が一度退院と決めたら病状が悪くなれどお構いなしで日を
決めにくるわ、お金は出したくないが家には帰ってきて欲しくない母親
修羅のごとく。だよ。高額な施設なら入れます。と言われるがその気は無い
ときっぱり言う。お金あるのにね。腹が立ってきて、先に帰ると言い病院
を出てなんだかお父さん荷物みたいだと可哀想になった。知らねーよもう
いつもなら本屋へ寄るのが、そんな元気もなく家に帰りしばらく動けない。
金がからむと人は本性が出ると言うが、幾ら貯金があっても減らすのが嫌
とはっきり口に出しているのを見ると我が親でも呆れてものが言えない気分
である。阿川佐和子さんのように高い老人病院に入りお金の心配する父親
に「私が払うからだいじょうぶ」と言えるのが、うらやましいよ。しかし
私の回りには男性でもそんな人は誰もいないなー田舎の老人ホームに入れる
ぐらいだが、ウチは田舎は無いし近所は高級老人ホームしか無い。長生き
すると見たくないものまで見てしまう。戦中戦後を必死で生きて働いてきた
のに。寿命がきたのに無理やり延命する、病院へ行かなければ寿命が来ている
だろうと思える人は多いだろう。
なんだか自分は路地裏でくたばって死にたい気がする。病院へ行かずに土に
かえりたい。