七つ下りの雨

nae586252018-04-17

朝はくもり空なり。暑くなく寒くない今は一番の気候だな。
この頃も本をよく買っているが、駅前のブで本を見ていると永井荷風
「墨東奇譚」(奇は糸へんがある)があり他の本と一緒に買って喫茶が
休みなのでベンチで遅い昼食のポテトサンドパンとコーヒー牛乳を飲み
ながら読んでいた。思わず読みだすと「へえ」と読んでいたな。流石と
思うような文章が上手いし品がある。今まで少し食わず嫌い気味に読ま
ないとこがあったのを少し反省した。ただのエロ爺じゃない(当たり前
だ)この本は昭和12年に朝日新聞夕刊で連載された。荷風57才の時
冒頭に吉原近くの古本屋が出てくるのも上手いな。日清戦争前で政府の
目が厳しくなっている前だったが、新聞小説は大好評で売切れたとか。
墨東とは玉ノ井遊郭のあたりで、有名だが荷風は女好きで娼家通いを
晩年までしていたが、昭和34年に自宅で倒れて孤独死したのは有名だ。
売春防止法が33年に施行された翌年てのも、もう生きてても楽しみが
無くなったからワシは死ぬ。のようだね。
ベンチで本を読んで、ふと回りを見ると同じように本を読んだりノート
に書き物をしている女性が座っていた。スマホしてる人がいない。
おっさんが隠れてビール飲んでない(禁酒の貼り紙がある)これから
本をまた多く用意することになりそうだし、他にもすることもある。
病院にも通うが、父親は病室を替わり六人部屋になり食事を自分でする
ようなったと電話があった。一時の重体からは抜けだせたらしい。
五月はあちこち古本イベントが多い。予定は立てれないけどできるだけ
行きたい気持はある。
家で渋谷すばるの「歌」CDを流して聞いている。関ジャニは全く興味が
無いんだが、「味園ユニバース」映画で知り歌がいいなぁと思い聞いて
いる。唯一知ってるJなのにねー「元気を出して」など聞いてるとなかなか
良い。まぁ好きな生き方をしたいのだろうね。