うれしい誤算

nae586252018-04-09

月曜日、四月もまた三分の一が過ぎていく。四月は残酷な月と誰かが
書いていたな。今日は電車に乗っていると、入学式らしい制服と礼服姿
の親子を何組も見かける。新しい春なんだと見ていて思う。
前からメールで決めていた、元町の1003で今年一期目の、えらんだ堂
の精算をしたが、平成26年の夏に始めて本を納品して以来、一番多く冊
数が売れた。去年達成率百パーセントとか言い浮かれていたが、今回は
もっと多い。この頃気落ちすることが多かったなかで、うれしかったな。
ありがとうー今回も納品したので、ここに来る度にどれが売れたと聞くの
が密かな楽しみ。やっぱ沢山売れるとうれしいし本を出す甲斐もあるって
もの。一冊が安いのが多いので正直、もうけにはならないがそれで良いのだ
と思っている。時には買った時より安くする本もあるしね。本を売って商売
にする気は余り無い。家の中で溢れている蔵書を他の人が読んでくれるの
なら儲けが無くても良いと思っている。きれいごと言うなと声がしそうだが
正直な気持です。だから古本屋になれないんだよ。
また一週間がはじまった。元町の、にしむら珈琲店でご褒美に(なんの褒美
だか)ケーキセットを食べながら、スリップを出して売れた本を確かめて
にやにやしている変なおばさん一人。