春いちばん

nae586252018-03-01

昨夜というか日付が変わった頃から、すごい風が吹き荒れた。春いちばん
三月はじまりが、春いちばんが吹くとは。外を歩くと、あちこちでゴミ袋
やなんやかやが道に飛び散っていたな。
春いちばんて聞くと、野音でしていたフォークライブを思いだすなんて言う
と時代遅れなんだろうな。今思えば、まだ寒く歌う方も聞く方もガタガタ
震えながらだったような気がするよ。今や、出ていた人達は皆老人の年だ。
だらだらと続いていた父親の入院がやっと終わった。昨日、無事に退院し
ましたのだ。朝からバタバタして大荷物を持ってタクシーで父親と二人で
帰り、それからまたドタバタで家に帰って私は、疲れ果てた。こんだけ
疲れたのも余り無い。父親に病院費用を払った残りの預かっていたお金を
返すと、中からバっと抜いて半分を私に呉れた。
ケアマネが来て、明日から週4日ヘルパーが来ることになる。仕事について
お粥しか歯が無いので食べれないこと、通院介助をしてほしいこと等を言う。
これで家に帰ってから、私を毎度呼びださないようにするため。まぁダメだ
ろけどねー
今日は、とにかく通院から解放されたしひとりで古本屋をウロウロする。
港の近くを散歩して新しい喫茶店を見つけてコーヒーを飲んだ。某古書店
手術したばかりの店主の見舞いがてら行き、あれこれ術後のことやら話し
大量に買取したばかりの本を倉庫から出して見せてもらう。いやはや壮観
な眺めだ。その買取したばかりの中から「カストリ」昭和50年と他二冊
を買った。カストリ雑誌のことばかり集めた本だが面白いなぁ。吉村平吉の
名がある。この人、吉原に住んでいる元ポン引きで写真を始めてみるが、
スーツを着て普通ぽいんだね。平さんと皆に親しみを込めて呼ばれている。
本も持っているけど今は、どうしているんだろう亡くなったんだろな。
蛇足だけど、カストリ雑誌と呼ばれたのは戦後カストリ焼酎を三杯飲むと
酔いつぶれるので、三号だすとつぶれるから言われた。皆、知ってる。
大体がエロ中心の雑誌だった(らしい)しかしエロ雑誌やエロ本てのは
時代が変わろうと不滅なのを、今日も倉庫の本を見せてもらってしみじみ
思いましたなぁ。