オムライス

nae586252018-01-30

今朝も寒いけど、きれいな晴れの日。
病院通いも一週間過ぎる。朝、ケアマネさんが病院に来て父親と会い
介護申請をするのに立ち会う。実にテキパキした女性で、ちょっと
しすぎなんじゃと頭を掠める。父親は肺炎になっててまだしばらくは
入院することになり、希望で個室から大部屋へ移る。しかし大部屋の
患者は全部老人。向いの爺さんが点滴の針をひっこ抜きベッドを水
びたしにしたり、その隣は大口あけてずっとウーッとうめいている。
病院て長く居るとこじゃ無いと思うが、今はどうしようもない。
着替えを持ってライナーで住吉まで戻り、今日も喫茶店でオムライス
を食べた。前に食べてるのを見て食べたくなったから。後に入って
きた、おばさんが同じことを言いじっと見る。ふと気づいたら、店内
でタバコを吸ってるのが女性ばかりで、男性は誰も吸ってない。食事
してる横でタバコを吸うので煙が入ってくる。こちらばかり見るのも
うっとおしい。コーヒーを飲んでから店を出るが、どうも寒気がする
風邪ぽくアレルギーの耳の具合も悪い。少しだけ書店に寄るけど、
芥川賞をとった小説が面陳されてて手にとって少し読む。どこかで
書いてたが、半年間に発表された文芸誌での小説にもとっても良いと
思われるのがあった。とあったな。ふーむ。そんな感じもするかも。
芥川賞を欲しくて、かって親しい小説家の人が何年も苦労してそれ
こそ命がけで書いた一作が、最終候補までなり落ちたことがあった。
その時の選考委員が吉行淳さんも一人で、選考の評を全集で読んだ
時は、なんとも運命を恨みたくなったな。そのいきさつを知ってい
たし。あの選考後の文を読んだ時の気持を思うと思わず涙が出た。
焼鳥の串打ちをしたアマの時の経験を小説に書いて後で直木賞
とった。芥川賞を喉から手が出るほど欲しい人がいるのを現実味で
知ったなー
余りに冷えて、毛糸のカーディガンを途中で買い家に帰り着ると
チョーあったかい。服を買ったの久しぶりだ。風邪薬も飲む。
今風邪ひいてる場合じゃないし。