大阪なんば界隈

nae586252018-01-06

新年五日、そろそろ仕事はじめの人多し。朝から、冷たい雨。
今日は、年末いきなり行けることになった大阪ミナミへ午後
から出かける。阪神電車の奈良行ができて、難波まで一本で
行けて便利良くなった。地下から上がると、道頓堀がすぐ前
早めに出てきたので、歩き裏道から千日前へ正月明けの店も
まだ開いてはいるけど、もひとつ盛りあがらない感じ。
ふと真新しい小さな古書店がある。イサオ書店とおしゃれな
看板があり、中に入り本を見たら結構文芸書で買えるのがあり
(お決まりのエロ本もしっかりあるが)レジには、お婆さん
ひとり。百円の文庫二冊と単行本を買い、すこし話すと二年前
に火事で燃えて再建したのだと言う。創業は1970年だから
古いんだ。新年初買いが思わずできて、幸先が良いな。なんだか
うれしい。その後、松竹座へ急ぎ坂東玉三郎の舞踏公演を観る。
流石、人間国宝の貫禄。共演の壱太郎の白鷺もよかったな。
劇場は今まで見たことない大入り満席で、玉さまの人気おそるべしに
新年なので、着物姿の婦人客も多く正月らしい雰囲気だった。
私は黒のセーターに黒のスラックスの黒づくしだが、普段着で行く
と母が怒るので、マシな恰好をした。夏と冬用にタンスになおして
いるが、もうええ年なんやしもう少しこの手の服を着ても良いだろ
と言われて、そうかもと思うミナミの午後九時半。