秋深まれり

この頃、ぐっと朝晩は冷えていて外を出て歩いても冬の上着を着た人
をよく見かける。神戸の人は、季節を先取りして服を着ている人が多い
よう思う。
何日も捜していた麻雀の言葉にからんだのも昨日、ぱっと思いだして
本を出して見ると終わりの方に出てきて、思わず「あった!」と声を
出した。大したのでは無いけど、気になってた。とりあえず内職仕事は
一段落した。いろいろとパソコンが無かった間に知ることや新しくできた
ことがあり、たまにはこんな事もあると良いのかもね。暑いのは苦手だが
寒いのは気にならない方で、この前夏の間、冷房が弱くて暑いので行かな
かった食堂で天ぷら定食を何か月ぶりかで食べた時に、同じようなことを
言い訳半分で言ったら、おかみさんが「そら太ってるから暑いんやろ」と
言いかけてやめて、また行かない。口は災いの元やで、ほんまに。
もひとつ言うと、この一か月で5キロ痩せている。内職仕事していると
食欲が減るというか食べる気にならないので食べる量が減って、ほぼ毎日
数百グラム体重が減った。しかし、二キロほど太ると喫茶店で、なえちゃん
最近太ったんと違うかーとニタニタうれしそうに必ず言われるのに、痩せて
も誰も言わへんのはどういうこっちゃ。まぁ元が元なんだけどさ、誰か
言ってくれても良いのでは無いだろか。このまま10キロ減ったら気付い
てもらえるかなぁ。
前買った本に、「三角砂糖」講談社文庫でショートショートランド雑誌に
三題噺で決まった言葉を使いショート小説を書く企画物をまとめた物。
20人の作家が書いているのに、一番目が吉行淳之介であと色んな作家の
中に村上春樹が書いている。読んでて、すごいなぁ上手い。とうなったの
も、この二人の小説だった。ベテランの味と新人の対決とも思えないでも
無い。他のが良くないとは言わないけど。ショートショートで三つ言葉を
指定されて使い小説を書くのは、やっぱり本物でないと面白いのは書けない。
試されているようなもので、怖いですねー 二人が同じ本の中で小説がある
のは、これだけでは無いのかな。貴重な一冊である。
今日は、「casa」雑誌を読むと、村上春樹さんのレコードの話で自宅
の書斎というかレコード棚とプレイヤーのある部屋とご本人の写真と文が
あるのを興味深く読んだな。
しかし村上さんの今の写真を見て、年を感じた。もう老齢になっている。
頑固そうだし。ひどく疲れているようにも見える。年月は確実にその取り分
をとっていく。
「三角砂糖」に掲載されたのは村上さん33才で倍の年月が経ってる。
吉行淳さんは57才だった。年月の経つのを、こんな時に実感しますねー