骰子を振る

麻雀のことで、やはり気になり続けて夜も眠れず。てのは嘘です。今朝もよく
冷えてますなぁ。先日尼崎の古書店で大量買いした、吉行淳之介の文庫に
「贋食物誌」を始めて読んで、途中何度も声を出して笑った。これは夕刊フジ
に連載していたエッセイをまとめて本にしたもの。新聞連載なので毎日で大変
だとあとがきで書いてあるけど、そんなのの方が結構後まで残る気がする。
それと解説が色川武大で、筆名が阿佐田哲也である。「麻雀放浪記」を子どもの
ミルク代が無くて書いた(どこかで読んだ)私は色川武大も好きで特に
「うらおもて人生禄」に人生の崖っぷちみたいな時に何度も読んで精神面で
救われた気がするな。まぁ著者と解説者とも、大変な麻雀好き。と言いたいわけ。
吉行本で、何度も出てきて読んだのに女性と一緒に麻雀はするもので無いのよう
なので、ある席で老齢の女性と一緒に卓を囲んで、だんだんと負けて不機嫌になり
最後に横の若い女性が投げた牌に氏がロンと鳴いて牌を倒して勝ったのに、老婆が
怒りまくり、やり直させたとかの実話で男はそんなことはしないの例だった。その
項を捜しているけど、幾らパラパラと本を開いて捜せど見つからない。なんでやねん。
おそらくエッセイコレクションを編んだ方なら、すぐわかるんだろうと思う。
にわか知恵は最初から使うなと誰かに言われている気がして、知らないならそれで
自分の頭で浮かんだ言葉を使いなさいとタシナメラレたと思った。ほんとにね。
パソコンが見れるようになると、便利が良いのでついつけたままにして検索をする。
辞書をひかなくなる。検索して調べる方が早いしすぐ見れる。漢字を書けなくなる。
手書きで何か書く時に、漢字が書けず困る。やれやれだす。