軽薄のすすめ

nae586252017-10-10

えっと、今やっと自前パソコンにて更新してます。W10への勝手に
更新しやがって、いや、なりまして三日間かかりましたが、なんとか
壊れず動いてます。とりあえず、一安心てとこ。
しかしまた、暑い日が続いてます。また、クーラー入れました。
天神さんで買った本と、天牛のワゴンで買った文庫があり、やっと読む
本ができた。
天牛書店のワゴンで見つけた「軽薄のすすめ」吉行淳之介 50円は、
思い出すこと何十年前の15才の頃に、買って読んだ。中三の女子で
吉行が好きなのも変わっていると思うが、その時の記憶が残っていて
面白かった記憶がある。しかし、当時はよくわからなかったけど吉行
淳ちゃん(15才で、そう呼んでいた)の文章のうまさや良さが今は
ある程度わかる。さらっと何でもなく書いているようで、上手いんだ。
中三の春休みに読んだのも、はっきり覚えているな。なんでって言うと
入院中に読んでいたから。大した病気でも無かったけど手術することに
なってベッドに寝ながら、あっと言う間に読んでしまった。これ一冊しか
持って行ってなかったので、本が読めずそう隣のベッドに寝ていた女子
大生のオンちゃんに言うと、自分が読んでいた「凱旋門」を貸してくれた。
入院中なので、本屋に行けないし外にも出れない。することも無いので
本読むぐらいしか楽しみが無いんだねー
「軽薄のすすめ」には、一ページ大の写真がついている。今あらためて写真
を見て、めちゃ好みなのを実感した。というかモテ男そのもの。当時は
写真を見ても、おじさんぐらいしか思わなかった(多分)指がきれいだな。
吉行は、色々な文学賞の選考委員をしていたが「群像新人文学賞」は二年だけ
選考委員をしている。その年に村上春樹が「風の歌を聴け」で新人賞をとれた
のは、吉行が強く推薦したから。と言われている。淳ちゃんは、新人を見る目
もあったんだね。
当時、こんなのは小説じゃないと馬鹿に仕切っていた作家が酷評したのが今は
村上の小説の褒め本を出している。名前も今も覚えてるよ。