阿倍野界隈

水曜日は朝から雨、この頃出かける時、雨の日が多いなぁ。
東京の、ますく堂が大阪阿倍野の、みつばち古書部で一日店番するとか
で、来てくださいよ本買っておくれ。と言われ、神戸に住んでいても
一度も行ったことの無い阿倍野の文の里商店街へ。いろいろと家の用を
済ませて行ったので、梅田から阿倍野へ着いたのは夕方だった。
文の里と名のついている商店街は、本屋が無いし結構店が閉まっているな。
しかし、居留守文庫さんが空き店舗を利用して40店以上集まったという
一箱分の棚を、それぞれ思う本を並べているのは見ていても楽しい。
ますくは、今日は高い本をオタさんが買ってくれたー交通費が出たと、
よろこんでいた。私は、やっと「古本屋小説集」(夏葉社)を買う。
午後6時から、恒例らしい店内で打ち上げが楽しかった。本を出している
人が、後から一人二人と参加して殆どの人が初対面なのに自然に本の話
で盛り上がる。
若い人も多く、それぞれ別に仕事していたり。伊勢谷裕介に似てる人や
窪田正孝風のイケメンもいて、なかなか本好きの男性は今は昔と違い
いけてるなぁと別の方面で、おばさんは思う。まぁ女性が皆おばさんで
申訳ない感じだけどね。あ、ますくは違うか。久しぶりに色々としゃべれ
て又、ますくが店番する日は参加しよう。他にも、思わず芦屋の同じ精道
中学の人が居られて、なんで阿倍野で。てな感じ。村上春樹が同じ中学の
先輩と地元ネタで話していたら、回りでへぇの連発だった。
9時過ぎに、お開きになり家が遠いので失礼する。ここ、また来たい店。
過去では無い、いま現役の人の連絡交換所にもなっている。あちこち十月
もイベントが多い。ああ、どれ行こうかな。
阿倍野は遠いと思っていたが、案外すぐ行ける。終わる前に、私が出して
いる、1003での委託棚の屋号が、えらんだ堂なのをどうしてそんな名
にしたのか、と聞かれて「冗談でつけた。」と言う。そんな屋号、本気で
つけれるわけ無いでしょ。ねぇ。