それぞれの家計簿

nae586252017-07-22

週末の金曜日、朝から蝉がうるさいほど啼いている。気温35度。
暑すぎるので外をうろうろできない。朝のコーヒーを飲んでいると喫茶
の友のYさんと話し、二十年から取引がある客が納品したお金を払うの
が遅いとこの夏で消える店も多いだろなと言う。小さな店は売れないと。
本屋もそうだな。ウチの近所にあった小さい本屋三軒は全部消えた。
新聞を読んでいると、夫の退職金をねらい嫁と娘の三人が殺して自宅に
置いていたのが、異臭がして団地の人から通報され遺体が発見されたと
えげつない世の中だが、それで思いだしたのが私の親のこと。両親は共
稼ぎで大手の会社勤めだった、定年なった時に父親は退職金を受け取り
その後も今でいう再雇用で勤めていた。母親も定年なった時に、まとまった
退職金をもらったが、よく言う子どもに分けるとか全く無く全部、母親が
持っていたし、父親の退職金も数万円渡しただけで全部、母親が持って
いた。誰も何も言わなかったし、父親もお金のことは任せていた。退職金
を家族で分けて貰うと知ったのは、友だちとかが話してそうなんだと
思ったな。まぁその大金を母親は結局半分はマンションのローンを払い
残りは貯金していた。ギャンブルもしない、酒たばこもしなかった。
子どもの頃から、お金のことは厳しく千円借りてもきっちり返したし
海外旅行する時も小遣い貰ったことが無い。
その代わりとでも言うのか、結婚したあとに一戸建の家をどこで見つけ
てきたのか勝手に買い、私等に住めと言い結局そこに住んだ。実家のすぐ
近く。数千万はしたらしいが、今は震災で全壊して更地から駐車場にし
去年、隣の人に一緒に売ってくれと頼まれて売った。坪120万で売れた。
また、大金が親に入ってきた。その時には子どもと父親に十万円づつ呉れた
が、それは私が言ったから。
土地が売れた大金は、全部貯金してある。時どき私が死んだらここにある
と通帳を見せる。あんただけ言うとく。と言うが、どっちが先に死ぬかも
わかりません。あてにしたくないので、余り知りたくない。
今、私の家の家計は私が全部握っている。家人の収入も他のも。
でも、今日も朝コーヒー代350円と昼食はイカ天とサラダ巻420円
アイスコーヒーも98円のボトルを買い家で飲んでいるし、家でラジオ
を聴いて本を読んでいた。一日千円使ってないなー