坊さんの日

nae586252017-04-04

今年は桜の開花が遅めだったが、ようやく神戸も開花がはじまった。
わたしの定点観測の小川沿いの桜の花も二部咲きほど。咲きはじめの桜
も、とても可愛いんだねー 東京は夜にすごい雷雨があったらしい。
週末も雨の予報だし、花見は雨で泣かされそう・・・
日曜の朝から実家へ行く。二日は毎月、祥月命日でお坊さんが来る日で
母親がいつも読経が終わる頃に、お茶菓子を盆にのせて出すのだが、
何処かへ行く用があり、あんた来てくれと電話で頼まれたんだね。
実家へ行くと、父親が家の中をきれいにして仏間と仏壇に花を供えたり
線香に火をつけて用意していた。お坊さんが来て、袈裟姿で慣れた感じ
で仏壇の前に座り、おもむろにお経を詠む。物心ついた頃から続いている
慣れた光景だが、こうして席につくのは何年も無かったな。終わる合図の
ような、お経があり立ってお茶を淹れる。約30分ほどで終わった。
お坊さんも高齢化していて、折り畳み椅子を持参してきてそれを広げて
座っている。正座が足と腰が痛くてできないのだと言う。父親も椅子に
座ってるし、これからは畳でずっと正座スタイルも無理になってくるだろね
子どもの頃は、厳しくて食事の時は必ず正座して挨拶もうるさく言われた
父親も84歳で、年には負けるんやねぇ。帰る前に、一万円すっと呉れる。
お茶出すだけで、一万貰えたらええバイトやなあ口が裂けても言えませんが。
帰る前に、仏壇のカネをチーンと鳴らして手を合わせる。子どもに供えもの
のバームクーヘンの箱を持ってかえった。
子どもの頃、お寺で法事があるとお参りの人数増やしみたいなので呼ばれて
お経を詠む間うしろで大人しく座っていると、終わると茶のこと言う袋に入った
お菓子をくれるので、よく呼ばれたなー そんなのも今は無いけどね。