大寒すぎて

大寒すぎても、ぐっと寒い日々。風も冷たいし、寒いと何故かお腹が減るし
暖房を入れてても余り家の中があたたまらないなーと、喫茶の友のYさんと
コーヒーを飲みながらしゃべる。Yさんは今年は税理士に頼んでいたのを、
年36万払うのを年収300万の商売で、高過ぎると半分しか払わないと
か話してた。嫌なら他に変えると言うんだと、赤字申告してそれだとそう
思うよなぁ。税理士も本業だけで食べていけず、アルバイトしてる人も
少なくないらしい。
しかし私も、ずっと確定申告をひとりで作成していた。五年目に娘が産まれ
るのが3月8日で、税理士に頼むと十万ほど払うことになり出産費用も要る
し産まれる前に税金用の書類や電卓を病院に持っていき、産まれた後の二日
目に病室のベッド脇の小テーブルで申告書類を仕上げていたら、貧血で頭が
ラクラして倒れそうになる。バカだねぇ、実際それぐらいしないと自営業
なんてやっていけないものがある。親には一円も借りなかったし。長女も一日
も預けず、家人が会社を休んで二歳の娘を連れて病院へ来て昼間、ベッドに
一緒に寝て芦屋税務署へ申告をしに行かせた。あのころは若さもあったが
無茶してたなと思う。現実なると誰も助けてくれない、自分と家族だけで
やりきらないと駄目な日が突然やってくる。
前に話しててふと思ったけど、急にガンです。と言われて手術することになり
手術の日に家族がついていないといけない。母親の場合、夫(父親)は高齢で
無理で子どもも皆、仕事で休めない。この日は私が仕事を休んで朝から8時間
病院でついてたが、そうしない人もいたら誰も病院で手術の間つめられない。
独身で親も亡くなりか高齢で、兄弟がいても仕事してて休めない人も居るだろう。
親兄弟があてにならないのを、こんな時に切実に感じるだろう。他人の方が
その日に来てくれて見守ってくれることもある。兄弟でも普段会わなくてロクに
連絡しないと長女に押し付けてくるのも多い。
「東京タワー」みたいな、オカンを引きとって最後まで仕事しながら看取って
くれる人ばかりじゃ無い。