モトコ―の穴

nae586252016-09-30

九月も今日で終わり。やっと暑くて長い雨が止んだな。
なんとなく思うところあって、昨日は午後からふらっと出かけて元町で降り、そのまま線路沿いと
言うか下になるモトコ―へ。穴のような入口をはいり狭い通路がうねうねしているのを歩いても、
シャッターが閉まった店が多い。この前から、モトコ―がJRとの賃貸契約70年切れで閉鎖され
耐震工事すると新聞やテレビに出ている。そのあとはどうなるか、わからない。
勝手知ったる感のある通路を進んで、古本屋の前で止まり表の百均棚を見て文庫を見てして中に
入り、顔見しりの店主とあいさつする。流石に、ここ無くなるんですか?とは聞きにくいし本の
話をしていたら、元町商店街で店をもっているSさんが通りかかり、ここどうなるの?と聞いて
こちらが聞きたいことを、全部聞いてくれた。まぁ三年ぐらい工事でガタガタするけど又、戻れ
るようなるらしいとか。そーなんだ、よかったねぇと言い合う。
一度閉めたら、そのまま戻ってこない店もあるだろうがモトコ―が無くなるわけではないらしい。
本決まりではないけどと言ってたが、これは是非残して欲しいよね。
穴を出ると、また雨が降っていて駅を出てきた人達が傘をさして信号を渡っている。立って話して
いたので足が痛いし缶コーヒー買って、階段で座って飲んでいると色んな人が穴に入って来る。
ど派手な頭や恰好の実は年いってそうな男性や、なんでこんな時間に歩いてるのかと思うような
サラリーマンぽい人や制服の女子高生、前は通路の脇に寝ていた人もいた。
小ぎれいな街ばかりじゃ居り場所が無い。裏長屋みたいなモトコ―が良いんだよねー