やがて哀しき外国語

ようやく朝夕は少し涼しい。空が高く秋の雲を馬鹿みたいに顔を上げて眺めて歩いていた。
今年の夏は例年より増して、ひどい暑い夏だったなぁ（まだ終わってないて）
ちょいと某所で話が出たのもあって寝本に「やがて哀しき外国語」村上春樹を読んだら、
アメリカのプリンストン大学で短期で教えることになった二年ほどの話なのだが、最後に
日本から派遣されたエリート学生のことが辛辣に書かれていて面白い。日本で国家公務員の
将来有望の人が国から国費で留学してくるが、どの人も鼻もちならないのばかり。普通に会話
していても、いきなり国立大の共通一次試験の点数が幾らだったと話しだす。バカじゃないの
他にも同じような要するに、日本でワシ等はエリートだかんねお前らとは違うんだからね的な
態度をしていて、本人は気づいてない。とかな感じの話だった。
しかしなんだかそれってあるだろなーと思う。小さい時から塾通いで受験のために勉強させられ
国立大（東大）に合格し国家公務員試験に合格して、国の官僚（事務次官とか）になるコースの
人達はいる。それが外国で傍目に見て、どんだけこいつ何？と思われてるか自覚できない人
狭い池の中で、あいさつ代わりに共通一次の点を言い合う魚が掬われて大海に持ってこられたて
とこかも。別に悪意があるわけでは無い（ほんとか）が、日本の中でだってそんなエリートだ的
な人を見ることはあった。詳しくは言わないが、いろいろな場所にそんなのがいつも居るものだ
なんかの都合で肩書きが消えて名刺が出せなくなったら、価値ゼロみたいに思われるヤツが本当
に結構おるんだす。バカみたいだと思うけど、それがわからない人たち。
私は自慢じゃないが、なにも無いし共通一次も受けてない偏差値もなかったので知らない成績で
一番なったことも無い、世間的に自慢できるよーなのは全然ない。就職も小さな会社にやっと入れ
て会社勤めが性に合わずこまった。そんな会社にも金融関係の財閥系のスーツを着た新人が来て
営業をしにくる。その応対をしていると、見た目は皆、笑顔で感じよく話すし有名な企業に入って
エリートなんだろうなと思うが、どこか人を見た目に明らかに女性の値つけをしてる感じがある
どこか裏で、お前らと俺は違うんだよとバカにした目を感じる。アホかこいつ。と、よく思った。
わからないと思ってんだろけど、丸見えさ。
女なんて大手や公務員なら、結婚相手にほいほいついて来るのだとばかり思うなよて。