涼しい絵

朝は晴れ、何度も言いたくないが残暑がすごく厳しいざんす。
今日届いていた某さんからのお手紙の中に入っていた絵ハガキの魚（さんまかな）を頭にのせた
どこか憂いのある美しい女性の絵にしばし見とれる。この絵は夏の絵だろうけど、一瞬の中に
涼がある。海老原喜之介の「ポアソ二エール」　戦前の絵　どうしてこの絵を知っているかは
洲之内徹の本の中に何度も出てきて、ええ絵やなぁーと見惚れたことがあるから。洲之内はこの絵
に心酔して戦時中は軍隊中にポケットの中にこの絵ハガキをこっそり忍ばせて行軍していた。
「本当に欲しい絵は、盗んでも欲しい絵」と言ったように思うが、そんな気持になった絵だったろ
う。暑さを忘れるようなとは、こんな絵のことを言うんだろう。どうもありがとうです。多謝。
一度、本物をこの目で見てみたいなぁ。
しかし今日、あまりに暑さで頭がぼんやりするし某生協内の血圧計で買い物のあと血圧を測ったら
１６０／１０５の数字が出て、びっくりする。なんだこれは、高血圧だし脳梗塞とかなって家に
帰る道ばたで倒れて、買い物の中身の玉ねぎや豚肉が散らばってみっともなく口を開けて死ぬんじゃ
なかろーかと想像がふくらむ。冗談やおまへんでほんまに。しばし休憩して水を飲みしてとぼとぼ
と歩いて帰る。