そろそろ始動

お盆休みも終わって、家人と子どもが仕事に出かける。ひとりの朝は、久しぶりだなー
そろそろ出かけて本屋に行きたいんだが、お盆が過ぎても暑さは全然マシにならずむしろ
暑さがひどく、これではまだまだと諦めた。テレビもオリンピックばかりで疲れてきたな。
しかし阪神古書ノ市が終わり、あちこちメールも来て私の方も本を選んでまた値つけして
某所に納品することになり、夏の間ほったらかしだった本の山を崩して全部見直ししては
スリップに値つけして納品書に記入している。こうして見直すと、春に安さで買った本など
普段なら買わないような本も多く買っていてうんざりする。その手のはやめて全部外した。
不本意な本は要らないし、あっと言う間に五十冊用意できる。
私は古本屋ではないが、屋号をつけた本を出す時は損得あまり考えずに自分なりにえらんだ
本を出していきたい。安いのばかり買い、差額を得してとか思うとロクなことにならない気
がする。欲しい本は少し高くても買いたいね。売ることを考えるとそれができなくなる。
今回、本を出すのに少し間があいたのがよかった気がするな。
昔、よく通った好きな古書店K書店のおじいさんは高価(三十万)な希少本をショーケース
に飾っていたのを、出して見せてくれた時、こんな高い本売れるんですか?と聞いたら、
売るために売ってない。と言ってた。その時は面白いこと言うなぁと思ったけど何となく今は
その理由がわかるような気がする。売れなくてもかまへん、ここにあるだけで良いんや。
知らなかったけど神戸で一番有名な古本屋のおやじだったな。