お葬式

nae586252016-06-03

六月になってから、なんだこれはと言うような訃報が入る。そのため、お葬式が今日あり
バタバタで六月が過ぎてゆく・・・朝から礼服兼喪服の一枚きりの黒服を着て黒い靴下をはき
黒色のバンドの時計をして黒真珠のネックレスをつけて黒い靴をはき、黒いハンドバッグを
持ってまるでカラスみたいだと思いながら、近所で唯一のお寺へ行った。空は悲しいほどの青空。
故人は母親の40年来の友人で、私もよく知っているおばさんだった。震災で一度全壊した後に
コンクリートの丸いドーム状の本堂を建てて祭壇が花できれいに作られていて、お坊さん二人が
読経のあと、お焼香と儀式が終わる。
そのあと、納棺があり親族友人はマイクロバスで焼き場へ行くのを見送って終りなハズが、何故
か食事をしてくれと言われ断ったが断りきれず残らされて仕出弁当がずらっと並べられた部屋で
母親以外、まるで知らない人ばかりの中で豪華な弁当を食べながらビールを飲むが味なんかしま
せんがな。しかしお葬式のあとなのに、ビールが用意した分は全部飲みつくされ慌てて買いに走り
日本酒を冷で飲む人も多く、昔はこのただ酒飲みに近所のおやじがすごく飲んだとか話に聞いたが
いやはや、こんな場でそんなに飲めるよな。お寺の境内には新設された納骨堂があり故人のために
買ったばかりのを見せているので、ついていき中を拝見したが何だかプールの更衣室みたいな
ロッカーが並んでいるだけでロッカールームの扉に名札があり、値段は150万だと。
今日のお葬式も亡くなった日から母親がつきっきりで相談(指図とも言う)に乗り葬儀屋との
やりとりも逐一、見ていたらしく全部で300万葬儀代がかかり、現金で支払いのみ。
納骨堂を見たあとに、先に帰る時に境内で葬儀社の人が退屈そうに車の中で待機していたな。
おばさんは生前は、かなり始末(ケチとも言う)家でお金を貯めていたそうで亡くなってお葬式と
納骨堂のロッカーで500万近いお金を払ったんだねー わたしは生きている間に使いたい