それぞれの黄金週間

また5月の黄金週間が近づいてきたなー、とうんざりして空を見上げる。
家人は金曜から10連休の連休になる。毎年そんなのだが、毎年うんざりするんだね。しかし
次女は連休は全くなし、休みは合間の平日のみ。のサービス業の仕事。おまけに早朝で朝の
4時半に起きて5時半の電車に乗って仕事場へ行く。長女はカレンダー通り。とバラバラで
今年も家族そろって遠出もできないだろう、行けて近くの回転すし店で外食ぐらいな感じだね。
連休なって、一番ヒマを持て余しているのは当の家人で後半なると仕事行く方がラクだ。と言う。
私も毎日、朝昼晩と食事だけでも洗いものの山や洗濯物の山の山なみを見るだけで一週間が限界に
なるし、終りの方なると殆ど家出みたいに朝おこって家を飛びだしてウロウロして夕方イヤイヤ家に
帰るなんてこともある。海外旅行行くわけじゃなし、ビンボな家に長い連休は家庭不和を起こすだけ
だす。
五年ぐらい前だと思うが、この5月の連休が来てもどこにも行くお金が無くすごく困った年があった。
娘の大学の学費とリーマンショックの給料が減ったりと、予定が狂い4月になんとか学費を50万
払うと、文字通り5月はじめはすっからかん状態だった。だからと言って親に借りるのは絶対に嫌だし
休みはある。どうしようと夜中に考えて、休みの朝に大量のご飯を炊いて、おにぎりを沢山つくり
玉子焼を焼いて、ウィンナーを焼き大きなお弁当を作って麦茶を大きな水筒に入れてシートとタオルを
車に積んで家族皆で神戸の須磨海岸へドライブして、須磨の海辺でシートを敷いて海を見ながら弁当を
食べてボーッとして時間をつぶした。お金は駐車場代の500円だけ掛かった。家族は、私が朝早くから
弁当作りだして須磨へ行く。と宣言して、不思議そうな顔をしていたけど誰も文句言うことなく五月の
海は気持良いし、おにぎりはおいしかったりで案外に楽しいピクニックみたいで今でも須磨へ行った年
の連休は一番覚えている。
なんとか破産寸前の危機を乗り越えて、学費地獄も終り皆、仕事して収入を得ているわけだが今年もまた
お弁当つくって須磨へ行っても良いなぁ。と思う。