古本屋写真集

ようやく桜は一部咲きてところか、咲きはじめも見て歩くのが楽しみだな。散歩コース
を花見用に変更して歩くと、目ざとい牛乳屋のおやじから声を掛けられどこへ？
いやまあ桜を見に。と愛想笑いで答えると、それはそれはと笑顔で自冶会の花見会もある
から来ておくれ。としっかり言われる。誰が行くかいな、口の多い地元の年寄りばかりで
親の代からの知り合いばかり。しかしまた愛想で、はいと返事して足を止めずに行き過ぎ
た。ここの前を通ると地蔵盆の時も手を合わせてるだけで後ろから声を掛けられる。狭い
世界なんだねーまったく。関係ないと無視もできん長年住んでいる事情てのがあるし。
この日は、東京からＭ堂がやって来ると急遽、歓迎会をしようと有志が集まる。メールで
知らせてきたとおり、「古本屋写真集」をドサッと持ってきて皆に早速買わせている。
東京から行商しに来たのかと笑うが、これは貴重な古本屋の写真ばかりで保存版だ。岡崎さん
と天牛新一郎さんが並んで写っているの良いなぁ。古書波止場のもありうれしいね。１５００円
は安いのではと思う。トンカさんも買っていた。本おやさんや大阪や御殿場から来たと言う人も
いて、話は本の話題ばかりでとても楽しい時間だった。久しぶりに会う人もいたしこれもＭ堂さん
のお蔭かも。三月も終り、春の古本市も近いしこれからあれこれ忙しくなりそう。