沈黙と絶品

nae586252016-01-28

朝は、おだやかな晴天なり。寒波も過ぎて、外を歩いていても震えることは無い。だんだんと
これから暖かくなっていくような気配すらある。季節はめぐるのだ。
いつものコーヒーとモーニングを食べたあとに今日は本屋に行くぞ。と駅へ向かうとアナウンス
がやかましくどうも電車が遅れているらしい。それで一度は家に戻るも、もう心は本屋モードに
なっていて昼過ぎになってムズムズしてくるので、娘と一緒にJRの駅の方へ歩き駅ビルで二人
でコーヒー飲み落ち着いてから、電車に乗って住吉へいく。ウチの近所にはまともな本屋が一軒
も無いので、一番近いのが二駅先の住吉の駅ビルSに入っているJ堂なんだなー しかしこんな
日は幸運がついてくる。中をうろうろして本を見ていると出たばかりの新刊がぞろぞろっとあり
中に木山捷平「行列の尻っ尾」と「暢気な電報」があるじゃないの幻戯書房からで、定価3800円
と高いが手にとってパラパラ読むと「あ、これ買おう」となる。他にも学校図書の冊子「沈黙」
村上春樹白川道の最後の文庫があり気がつけば、五千円以上大人買いをしていた。でも全然大丈夫
本の袋を持ち、ビルの一階にあるLで絶品チーズバーガーをお腹が減ったので食べて買ったばかり
の本を出して読む。J堂では、「五代友厚」の新刊文庫も面陳されてたり「酔いざめ日記」文庫も
あったり、新年早々欲しい本が多かった。ここでは週刊誌を座りタダ読みする人が多く高級住宅地
なのにケチくさいというか買わない人が多い。ニュースで、本や雑誌の売上がすごく悪い。特に
雑誌が今までで一番悪いとかだった。こんな座って週刊誌何冊も積んで平気でタダ読みさせてる
本屋も問題なんじゃないのかなぁ。買わずに読めたら、時間は余ってる人は買わないだろ。時どき
本を買うなんて損するようなことを言うおばさんがいる、悪いことみたいに。子どもの勉強の為の
参考書しか買わないようなおばさんも多い。そんなこと今更だけどさ。
夕方になってしまい、仕方なく駅ビル下のCOOPで夕食の買い物をしてまた電車に乗り家に帰る。
夕食にクリームシチューを鍋で煮込む。あったかくて体が温もるな。