野坂さん

nae586252015-12-18

冬らしい寒さの日、ちょっと今まで異常な暑い日が続いたので、これが普通。
野坂昭如さんが亡くなった(85)ので、週刊誌が追悼特集をしている中、ローソンで立ち読み
してた「サンデー毎日」の写真を見てたら欲しくなり、はじめてかもで買ってしまう。最後の
五木寛之の野坂さんへの送る言葉が、とても良いな。この時代の文士にしか書けない。これが
あるだけでも買う価値がある。前の古本市で見つけてかった40年前の「週刊読売」の特集で
野坂さんが、稲刈りをした話があるがこの頃、農業をしていた。戦後30年ごろ。
火垂るの墓」でも出てくる、神戸の石屋川近くに野坂さんは幼少時に養子になって住んでい
たのは地元ではよく知られている。空襲で親が死に、妹と逃げて西宮の満地谷の叔母さんの家
でいじめられて、洞窟で妹と寝泊りしていた時に妹が飢え死にした。小説を読んでて、ボロボロ
泣いた。今でもよんだら又、泣くだろね。「泣ける小説」賞みたいなのがあれば1位になる。
平和ボケして飽食で余ったお菓子は賞味期限が過ぎたら、平気で捨てているのを「すみません」
と謝りたくなる。脳梗塞で倒れてから12年も闘病していた。天国へいけたかなぁ
年末もあと十日余り、今年中にとやる事が多くなった。年賀状も毎日、書いてます。