冬の古本市

nae586252015-12-13

なんだか、12月だなぁと思う。なんでって忙しいからだ。それでなくても家の掃除はじめ
年内にやらねばならぬ事はカウントダウン式にあり迫ってくるのだが、それらをとりあえず
無視して、今日も出かけた。行き先は、三宮と元町の間にあるBALへ。ここで「冬の古本市」
と名づけたトンカ書店口笛文庫の二人古本市をしているのだなー 神戸の今や一番の感ある
新進気鋭のお二人が選んだ古書市で、ぎりぎりになってしまったが会場の33ギャラリー内へ
入ると、二人が仲良く並んで迎えてくれた。あいさつしていると、センサンの奥村さんが来て
「うわ」となるし、やっぱ神戸らしいというか狭いんだね。差し入れを出して、本をぐるっと
見たけど、三日目なのに良い本が沢山ある。絵本も多くさすがに絵本に強い感じが出てるなぁ。
面陳で村上春樹が表紙の珍しいロングインタビューのある雑誌(昭和58年)何故か、氷の塊
をハルキさんが両手ではさんで持っているので、欲しいなぁと思ったものの高価なので置いたら
帰る時、なくなっていた。
それでも三冊買った。トンカさんと少し話したが、今回初めての二人古本市はとてもよく売れて
いるそう。お客さんも後からどんどん入っている。よかったね、また来年もあるかも知れない。
街を歩いていると、年末らしい雰囲気があるし年賀状用のペンやらをジュンク堂の入口で売って
たり賑やかだった。クリスマスも近いのに、今年は全然寒くなく上着を着ていると暑いぐらい。
新刊も見てたら、平台に「神戸、書いてどうなるのか」安田謙一(ぴあ)が並んでいたので手
にとってみた。ちんき堂の紹介とか雑誌でよく書かれているので知ってるし、偶然お見かけした
こともある神戸では有名な音楽関係に詳しい人。みたいに思っていたけど、この本はタイトルが
歌からとった(多分)こうべ〜泣いてどうなるのか〜と前川清が苦虫噛み潰したような顔で歌って
たのから付けたんだろうね。しかし、意外な中身は結構セキララな生い立ちや家族のことなどが
陽気な告白ともとれるのがあったり、神戸の単なるどこでもあるような紹介本とは少し違う。
なんとなく、ヤスケンさんは育ちの良い家が裕福な坊ちゃんな感じがしていたし、神戸人らしい
あんまり苦労した貧乏したとか声高に言うの、はずかしいやん。てなのが勝手に思っていたな。
おもしろい。最近の神戸本では、私は好きだなー
年末は、今年のベストが出ても少しすると新年号もぞろぞろ出てくるし家にいてはわからない。