漂えど沈まず

三連休最後の勤労感謝の日は、朝から小雨。どんよりして頭が重い。
昨日、美容院いきがてら新刊書店に寄ったとこで、「病葉流れて」シリーズの「漂えど沈ます」を
見つけて、これは仕方ないよな。と自分に言いして買ってしまう。白川道、とーちゃんの小説で
わたしは、この「病葉流れて」の小説がどうも読まずにいられないのだな。別にここがすごい。と
か上手いとかじゃないのだが、単純にハマルて感じでこの「漂えど沈まず」は、ずっと単行本から
文庫になっておらず、四月に亡くなって追悼ぽいので文庫化された(多分) ほぼ自伝だが、美化
したり現実では相場とかで大負けしてるのも、小説では大勝ちしたりしてエンドになっている。
丁度、大阪万博の年で世間は、いざなぎ景気真っ只中だ。麻雀もできない私が、この牌の絵が出て
くるのを読んでるから、好みてわかりませんねぇ。新刊で税込830円は、実はその直前に時間待ち
でした元町の某ギャンブルで当たり、思わず買った分があり迷わずそれを使った。とーちゃんの本を
買うのに似合ってるように思う。
帰ってから、一気に読んでしまったー この文庫が出てるのを知ったのは「サンデー毎日」の岡崎さん
の書評欄でだす。病葉シリーズには、あと「そして奔流へ」が最後にあるけど、この文庫化はどうだろ
本の雑誌」でも暴露されていたが、白川道は博打の負けが何億とかあり出版社で前借りしまくって
借りるとこがなくて、編集者ややばいとこからも借りて博打をしたとかウワサされている。死んで借金
を踏みたおしたとも言えるかも。だから結婚しなかったとか子どもも作らなかったのではと推測されて
もいるらしい。
とーちゃんの小説、前に読みまくったが今は「病葉流れて」だけ残して他は全部売ってしまったなー
麻雀小説てと、阿佐田哲也だけどね。色さんの小説は好きだが、こちらは読まない。マンガの「アカギ」
も実は割に好きなんだよね。