阪神古書ノ市

nae586252015-08-12

八月も、お盆休みになる目前(ウチは明日から)下鴨は断念したが、今日は阪神電車に乗って
梅田へ。阪神百貨店八階で今日からしている古書ノ市へ行った。
もう盆休みの人も多いらしく、古書売場はそう広くないが結構な人出だし隣の中古レコードCD
売場は倍以上広く、客も多い。完璧、古本の方が負けてまっせ。てな感じだがレコードは全く見ず
ひたすら古本を捜してまわった。大阪は人が多いなぁとこんな時も思うが、今回は知らない古書店
も多かったし、金沢からオヨヨ書林が出店していたり今までと少し違う感じがした。しかしまぁ
それなりの値つけで、マメに見てまわったがすごく欲しい本てのは無くまぁこの辺でと自分に言い
四冊買った。
しかし暑さのせいで、八月は本屋に行ってないし古書店も行ってない。ので沢山の古書の中に
いるのは楽しい。デパートの中なので客層もいろいろだが、隣のレコード市の客もいかにもオタク
風な人がエサ箱をせっせと見てたりで、なんだかここが梅田一等地のデパートの催しかて感じが
するが、人が集まって売れたらめでたいんだろうねー行く方も駅の真上だし近いし冷房は効いてる
し助かるのだ。デパ地下にも寄り、おはぎやパンを買う。梅田をウロウロするのは一年ぶりぐらい
じゃないかな。外に出ると、地下街は工事中であの撤去騒ぎのあった串カツ屋のところも工事の壁
になり、戦後すぐの闇市からあったとかの店は消えて大阪の地ベタの店は完全に無くなった。
おぼろげながら、この阪神デパートの回りはまだ空き地もあり立ち飲みや掘っ立て小屋のような店が
残っていたのを覚えている。旭屋も木造の本屋らしい店があったし入ったこともある。路地の裏や
地下の隙間にこそ、大阪らしいものがあるのにね。戦後も消えたてことなんざんすか、だとしたら
ちょっと詰まらないよね。先日も、吉本の花紀京が亡くなったので当時の新喜劇をしてたが、あの
頃の舞台は西成のドヤの二段ベッドが並ぶ部屋で、日雇いの労働者が主役だった。岡八郎と二人で
腹巻した労働者の格好で出ていたのを、週末の昼過ぎにいつもテレビで見ていたなぁ。今の新喜劇
で、西成のドヤなど出て来ない。AKBは出てくるけど