いやはやな月曜

nae586252015-07-27

朝から、むあっとした空気が満ちている。今日も暑そうだなーと思うけどようやく思い
切って本屋へ出かける。三宮は、なんと今月始めて。まぁいろいろあったからね。神戸
でもJ堂センター街店のあるとこは、周辺がおしゃれしてる人が多く余り普段着丸出しで
行きにくいんで余り行きたくないんだけど仕方ない。
二階に上がり、ベストセラー棚の1位に「火花」又吉直樹が「売り切れ」入荷未定。あらまぁ
2位が例の「絶歌」元少年Aだ。ここで無いということは、ほぼ神戸の本屋に無いてことになる。
さっさと諦めて雑誌売場で「エンタクシー」をパラパラ読むと、坪内祐三さんの文が読みたいので
購入した。その時に、カウンターの書店員女性(推定28)に「火花」無いんですか?と聞くと、
はい、売切しています。三日前に200部入荷したんですが一日で売り切れまして・・・と言うの
で思わず「ひぇー!」と声を出したら、ほんとにびっくりしますねぇ的な表情で次は7月末か8月
始めか今は未定です。とか。そいういう訳らしいですよ(誰に言ってんだ)これって火花現象かも。
予約はしなかった。しませんがな、そんなハズカシイこと。
J堂から、いつも休憩する喫茶店で「エンタクシー」を出して読む。坪内さんが「車谷長吉さんの
こと」を書いている。追悼文だろうけど、文中には惜しい人とか合掌なんて言葉は出てこない。
面白いなぁと思ったのは、ちょくちょく同じ箇所を知っているので、東京堂書店の前の店長の頃に
サイン本の棚で「銭金について」のサインをしに車谷さんが来ていた。そこで坪内さんは出くわし
ている。その直後に私はサイン本を買った。始めて買った車谷さんのサイン本だった。
車谷さんは永井龍男の「青梅雨」を愛読していたが、「エンタクシー」の何号かで対談で坪内さん
と天ぷらそばの食べ方に結構緊張するやりとりがあって、それ号を買って読んでるのをパァと思い
出したり。他にも東京のご自宅へ家に遊びに来て。と言われて行ったのが2003年10月だったり
偶然だろけど、同じような頃にやりとりがあるんだね。私は、すぐ年や数を忘れるのであれがいつ。
てのを正確に覚えてないが、きちんと日記かノートにつけておられるんだろう。さすがだ。
「エンタクシー」は、対談の後にも買った号がある。何年か忘れてるけど裁判中の時ので、坪内さん
が匿名で書いた文があったからでタイトルが「負けるな長吉」だった。
私小説でも本人の実名を出して、その通りのことを書かれたら立場が無い人も居るし、事実と違う
こともあるだろう。しかし裁判になった小説では、私はS氏は書かれたことは本当だろうと思って
いる。そんなことは当人が一番わかっているハズだ。しかし世間体もあるし弟子を持つ師匠の立場
で、若いころの酒を飲んで言ったしたことを小説にされたら、やはり怒るだろね。そこで笑って
そうやったなぁと笑い飛ばせるだけの器ではS氏は無かったてことなんだろねー