神戸らしい夜

nae586252015-06-27

朝から雨が今にも降りそうなれど、なんとか降らずに夕方から少し晴れ間。外は涼しい。
今日は午後4時ごろに出かけて、あちこち歩く。ギャラリー島田で午後6時から「海の本屋
のはなし」出版記念と高田郁さん方のトークイベントが開催されたが、これがギャラリーで
一番多いんじゃないかと思うほどの超満員で五十名席以外にも立ち見も出ての大盛況だった。
海文堂の平野さんや店長と島田社長と並び、他の人は緊張して話ももつれる中で、高田郁さん
が素晴らしいトークで盛り上げたり笑わせたりして高田さんのファンも大勢みえて楽しい時間
だったなぁ。「八朔の雪」などシリーズで本を出されている人気作家さんらしくない気さくな
方でとても好印象だった。海文堂には思い入れがあり閉店の無念さを話す時は実感があった。
今回の海の本の出版までの経緯の話も出て、版元の苦楽堂の社長もおられて良い話だった。
最後にサイン会をしたのも、飛ぶように本が売れて今宵はうまい酒が皆さん飲めたんじゃない
だろか。よかったね。ちょっと神戸の人のらしさみたいなのを感じた夜だった。
終わってから、みどり文庫さんと家族亭でそばと天ぶらを食べながらあれこれ話して帰る。
今日は早めに出て少し古本屋へ寄って本も見たが、何気なく買った中村文則「掏り」(りは
漢字だけど変換できない}が買った時は気がつかなかったけどサインが入っていた。
この本は前に読んで、なんだかすごいなぁと一気に読んだので好きな小説だ。本人に会ったこと
は無いけどサインがあったのは嬉しい。他にも二冊買いそれも当たり本だったのでたまには
こんな日もあるんだな。