しおり書房

nae586252015-03-20

朝、散歩道を変えて桜の穴場のある小川べりを歩くと、つぼみが今にも咲かんとするところ。
日曜あたりは開花だな、また楽しみな二週間がはじまる。今日は日差しがすごくて暑いぐらい
だった。
陽気に誘われて半分で、気になっていた大阪、天神橋商店街に新しくできた、栞書房へ行った。
いやあ天神橋は、久しぶりに歩いたけどやっぱ古本屋が多いので見るのに忙しい。とりあえず
しおり書房(値札には、ひらがなで店名がある}に入り本をくまなく見て、ふんふんと棚にへ
ばりついていた。百均と他から抜いて三冊買う。三月はじめに開店したらしい花がまだレジ横
に置いて会った。店主は若い男性だった。そこから、矢野書房へ入口前半分に不似合いな若い
ギャル系が、なんやらキャーキャー騒いでうるさいなぁと思ったらジャニーズの本や写真を置い
ているから。なんでも軒貸しをしてるとかだが。これ古本かと思うようなので普通の客がいる
のに、店に似合わない。ウワサは聞いてるけどなんだかねーがっかりした。一冊も買わずに出る。
そして天牛書店へ。やっぱり、ここがダントツ一番で良かった。百均台も他と違うし、中も良い
んだよね。店内もお客さん多い。ふと気づいたら、お客で今日行った古本屋で女性は私だけだった。
ジャニオタバカ系ギャル以外は、皆さん男性ばっかり。まぁいつものことやけど、古本屋に平日の
昼から好きで来る女の比率は低いんだろうと思うしかない現実みたい。
服屋も靴屋も化粧品もどこにも寄らず、古本屋だけハシゴしてまた、どっさり本を提げて天満駅から
神戸に帰る。今日は、「中国現代小説」21号てミニコミ風の冊子を始めて買い、ずっと家で読む。
文化大革命前後に本を貧乏な暮らしの中で、買って読んでいたのを革命中に全部焼かれる。政策の
失敗で食料難で餓死者が多く出て、飼っていた小犬を食われる。母親が働きづめで仕事にいき家族
を必死に守り育てている姿などある。今も生存しておられるらしい。中国も日本で爆買いとか金持
と極貧の差がひどいのは言われてるが、小説で読むとまた別に伝わってくる感じだった。