ニューヨーク映画ベスト

いやはや、これで三度目かなの映画「真夜中のカーボーイ」を観た。それも字幕ナシで。
西部の田舎からニューヨークに単身出てくる若者ジョンが都会の隅の浮浪者手前の詐欺で
生活している中年男(ダスティン・ホフマン)と不思議な廃墟ビルの一室で共同生活をする
最後がなんとも言えず何度でも同じ気持になる。
私はちょい昔のニューヨーク映画が好きで、他に「タクシードライバー」と「ティファニー
で朝食を」をニューヨーク映画三部作と勝手に呼んでおります。全部、上映時はまだ子どもで
映画館で観たのは、二番館でだったが何となくどこかトイレ臭いような狭い場末の映画館で
この映画を観てると、ちょっとどこか別のところに居るような気持になるね。ぴかぴかの新しい
封切映画館でだと、お尻がこそばいような感じになりそうだね。
50年代ぐらいのニューヨークは映画でも都会で、洗練されているがどこかまだ、のんびりした
雰囲気がある。俳優もイケメンじゃないが、男性の方は今は名優だ。ティファニーはオードリー
が主役で有名だが、貧しいみなし児の役だった。その頃の映画には、アメリカンドリームの
ような勢みたいなのがあったと思う。そういえば「華麗なるギャツビー」もあるなー
今のアメリカ映画は、どぎつくて観てらんないものがありこうして昔の映画モノを何度も観る
ようなるんだろか・・・映画を観たあとの余韻があるんだよね。それが好きだ。