神戸在住

nae586252014-12-19

この頃、毎朝とても寒いがベランダに置いてある、どじょうの水槽に氷が張っていた。
つまり気温0度以下だったらしい。子どもの頃は、冬は道のあちこちで氷が張り踏んで割
って遊んだなー 最近は、さっぱりそんなまで寒くないし雪もまだ降らない。どじょうは、
水槽に敷いてある砂に隠れていた。
今日は、近所のツタヤへ寄ると本コーナーに「神戸在住」(マンガです)がずらっと一巻
から10巻まで並んでいた。思わず、おっと見たら新しく増刷なったもので初版は2000年。
はて?と思ったら、どうも来年が阪神大震災から20年だかららしい。映画化にもなる。
神戸在住」は、その名のとおり神戸のあちこちが出てくる大学生の女の子が主人公のマンガ
で10巻も出てるなんて初めて知ったんだが、中に震災に遭う同級生がいる場面が結構長めにある
それを読むと、ああこの作者も同じ目にあったんだな。とリアルに感じた。私も震災にあって、
恐ろしい体験と言うか、家が全壊して死んでたかも知れないのでわかる。こればかりは同じ目に
あってない人には描けないだろう。
まぁそれで映画化されるのだろね。しかし震災しんさいと声高に言いつのるのは私は嫌な方で
ちょっと揺れたぐらいで、たとえば家のテーブルのグラスが一個割れたとかで、本当に地震が来た
ときとか大層に言われたってねと言う思いの方が先に立つ。家が崩れて死にそうになり命からがら
這い出たり、大事な人が目の前で亡くなった人の本当の思いは同じ体験した者にしかわからない。
しかし二十年、神戸もすっかり街がきれいになったものだ。追悼てのは、そっと偲ぶものだと思う。
神戸在住」では、日向さんという魅力的な人が出てくる。モトコーで車椅子に乗っている変わった
男性だが、日向さんは素敵でリアルぽい。他に映画好きのマスターがしているカフェが出てきたり
あれこの人て・・・と懐かしくなるものがあちこちにある。作者の木村紺は、謎の人らしいのも気に
なるね。