タカハシノブオ展

nae586252014-11-13

今朝は、ぐっと冷えたと思ったら外へ出ると風が冷たい。なんだか冬が来たような寒い日に
なった。今日は、これも予定していた岩屋に出てBBプラザ美術館で開催中の「タカハシノブオ
展」へ、みどり文庫さんを誘って行く。
タカハシノブオ(高橋信夫)の絵は、目の前で実物を初めて見たのもあると思うが、かなり
来るものがあったし、すごさを感じる生きた絵の魂の吼える声のようなのが聞こえてきそう
な絵だ。すごい絵だ。と思う。絵具をなぐりつけたような画法だったり、暗いのも多いが
元町の外人バーを描いた絵やコーヒー店のは、かなり印象に残るものがあった。どうして
これだけの絵が今まで低い評価しか、されてなかったのか後でもかなり思った。
本人は不遇と貧困で一生を終えて人格も酒グセが悪くケンカもかなり多かったとかだが、
それでも絵は、もっと高く評価されてもおかしくないと思う。できることなら絵が欲しかったな。
すこし石井一男さんの絵とも共通したものがある感じがする。今日は行ってよかった。
岩屋の二人とも知っている喫茶店で、あれこれ所用ありやりとり。年内に会ってこれを済ますのも
今日の別の目的で、しばらく古本話をして帰るのには早いしねと元町まで足を伸ばして、うみねこ
へ行った。元町もさっぱり最近は来るのが減ったなぁと話す。
そういえば、古本の話をしている時に黒木書店に、みどり文庫さんは行ったことが無いという話から
私が黒木さんが亡くなる前によく行ってて、あれこれ本の話をしている時にコーヒーの出前までとって
くれて椅子に座って二十五年来の夢が叶ったことや、帰る時に、また来てねとしわくちゃな顔で笑った
ことなど話しながら思いだして、思わず目がうるみそうなったんだな。まいるなぁ