神戸ルール

週末の夕方に、古い友人らと会い食事してお酒を飲みながら話した。三宮駅西口(某ラジオの番組みたい)マックの前で待ち合わせたが、すごい人で神戸に、こんなに人が集まるのかと思うようなので久しぶりに、わいわいと賑わう街を歩いていると、忘れかけている夜の時間を思いだすなー友人も長い付き合いの人ばかりなので、気が置けないし楽しい時間になった。
よく神戸は住みやすい街だと言われるし、特に外国人が住みたいとも言われるみたいだが、確かに普通に歩いていても外国人も多いし神戸以外の人が近所に住みはじめても、余り気にしない土地気質なのはある。すぐ隣で他所の国の人がしゃべってても、じろじろ見たりしない普通にしてるようなのがあると思う。別に迷惑かけることもなかったら干渉しない、楽しく生活できれば良いんじゃないの的なものが昔からある(多分)港町で、明治から異国人が住んだり出ていったりの時代が長いし外国が、そんなに遠くない感じのする街だし、神戸の人も外国へ割によく行く人が多い。中国人やインド人も普通に多く住んでいるし。
 しかしまぁ反面なところも勿論ある、個人のプライバシーにずけずけ聞かれたり、べったり仲良くするのを嫌うし一枚置く付き合いが当たり前な人が多いと思う。毎日のように会ってて話して気が合うと思っていても、間にひとつ間を置いて本心を出さないような気質が神戸でも阪神間あたりの人に多い。それも地方の割に外国や他所から住んだり出ていったりの多い神戸の生きていく知恵のようなのだろう。『風の歌を聴け』の僕と鼠が、そんな関係に近いと思うのは、鼠の父親について僕が一度聞いたら、大人の男性だ。のような事しか鼠が言わなかったしそれ以上、僕が聞かなかったのなどなんだか解る気がする。相手が聞かれたくない家族やプライバシーはしつこく友だちだからと聞かないんだよね。相手が何かいきなり話したくなって、言い出す時まで何年もこちらも言わない。そう言うのが、本当の神戸ルールかも知れないねー