季節の変わり目

nae586252014-04-20

四月も三分の二が過ぎ、夏へと季節の変わり目なれどまた肌寒くなったり、風邪をひく人も多い。先週から家族や友人のそんな体調の変化から、ロクでもない知らせばかり続いていたが、今日はその究極かと思う日だったな。
私の父(82)も風邪ひきから連日38度超えの熱が出て一日中、何も食べれず寝ていてすこし呼吸困難になったと、母親が携帯に電話してきた。
しかし絶妙のタイミングと言うのか、丁度前から約束して車に乗って御影まで食事しに行くタクシーの中で、4人びっしり乗っているしUターンできず御影まで行く。タクシー乗る前ならやめたのに。
とにかく急いで実家へいき父親の寝ている部屋へいくものの、ヒイヒイ息の声が聞こえるばかりで話もできず、午後にいきつけの主治医の先生が往診に来てくれ聴診器で胸の音をきき、注射をし明日まで入院するか様子をみることになる。その診察をみていて、自分が四年も同じような仕事の助手をしていたのを思い、つい仕事している気分になった。そうして父親でなく患者として見ていると、おそらく先は長くないだろう顔にみえている。病気のせいと言うより体がもう終わりに近づいているのだろうと思える。おまけに朝から熱があるのに母親は一度も体温を計らず血圧計すら無い。呆れて体温を計るとまだ38度5分もあった。
とにかく計った熱をメモに日時と書くことを言い、明日先生が来る前にも計ることを指示し家から血圧計を持っていくことにした。全く、いつも私頼みで、前にやはり熱が出て寝込んだ日は一人で出ていき親戚の家に泊まったり、正月二日に倒れて救急車で運ばれた時も母親は不在で、妊娠8ヶ月の私が大きなお腹で救急車に一緒に乗った。
そんな時、頭の中でこんな時はしっかりしなきゃ誰がする。と自分に言う声がする。私だって泣きたいんだよ。父や母が倒れて死に掛けたらオロオロして泣きたい。でも誰もそれを許してくれない、しっかりしろお前しかいない。と声がする。
こんな役、ほんとにイヤだなぁ。