猫・上中下

今朝はしとしと雨ふり。一日止みそうになく、あ〜あと言う気分。なんでって今日は、さんちか大古本市の初日で今年初めての神戸の古本市のある日だからね。今日降らんでも昨日まで晴れてたのにぶつぶつ。
文句言いながらも、やはり電車に乗って(5回目)さんちかへ行くと雨で少ないかなと思ってたのが、いつもより人多くて本を見づらい程だった。皆、楽しみにしているんだなーとウロウロ見ている間に顔見知りの古書店さんかたから挨拶されて新年の挨拶したり。まぁ旧正月だし、おめでとうはおかしくない。トンカ書店の棚に人だかりがして成程、おっと思う本が多いな。出店は例年と同じだが場所が変わっていてすこし模様変えしている。しかし時代は変わりこんな古書市で若い人数人でスマホ見てセドリ組が何人か目についた。なんだかスマホ無しでは何も価値判断できないみたいだ。みたいじゃないそうなのか
帰り際に、サンキューおじさんとばったり会いにこにこと声をかけられ嬉しかったな。英語で「一段とお美しく・・・」とお世辞で言われ、いえいえと言いながら内心うれしかったり。英語もすこし話せるようならんとなと、会うと思うんだな。
雨の中、歩いて他にも古書店を回り大きな紙袋に一杯本を入れて帰る。こんなに買う積もりじゃないのに、この頃いつもこう。漱石の「我輩は猫である」の初版本(明治37年)の復刻版上中下があり値も安いし三部セット買いしたのが重いのだ。ページをナイフで切りながら読む昔ので、パラパラと読んでいると改めて面白いなぁと思う。前の持ち主は殆ど切ってなく読まなかったみたいで、優雅にページを切りながら読むのも良いなと思ったが、すると気に入ったペーパーナイフが欲しくなるのよ。本より高い。