韓国のお葬式 現代版

nae586252013-06-07

六月も十日が近くなり、夜は暑いし寝にくくてお陰でお昼が眠い。昼寝してしまうと夜が眠れなくなる悪循環になるし、某ツタヤで韓国ドラマDVDを借りてみると、中でオモニが亡くなりお葬式をする場面があった。昔は韓国の旧家などお葬式は一大行事で自宅の門を開き、庭に台をだして4日間弔問客を迎えて酒、ご飯を惜しまず出し遺族は生成の粗末な韓服の喪服に頭と腰に縄を巻き、足にわらじを履いて、何日も食べず眠らずでとにかく大変そうだった。お墓は土葬で、荷台に棺桶をのせた車を葬式行列の長い列が続き、送る歌があった(らしい)てのを知ったのは、「家門の栄光」でしていたのだ。
それで現代の韓国のソウルの病院で亡くなった時は、斎場の会館のようなところを借りて奥に一番神聖な棺桶が運ばれ、遺族はその前で弔問を受け深いお辞儀を交わす。儒教なのでお坊さんが来て読経することが無く、女性は黒い韓服風の喪服を着て男性は黒いスーツと黒いネクタイ姿。その奥の間の仕切りの前は広いタタミの間(実際は畳は敷いてないけど)大広間みたいなとこに、低い長テーブルが何列もあり座って弔問客が酒を飲んだり簡単な食事をしている。その数がとにかく多い。
日本ならお通夜のあとの簡単な食事とビールて感じだが、今は読経とお焼香が終わるとそんなに飲んだり食べたりしないもんだが、韓国は夜どおし飲んで食べている感じで、遺族だけが表向き食べず眠らずで三日間ある。最後の日は棺桶を車で運んで火葬にしにいくので終わる。てのを最近のドラマでしていた。今は自宅ではなかなかできないしね。私はどちらかと言うと田舎しらずで街で育ってるんだと思うが、4歳ごろの時に祖父が家で亡くなり、近くのお寺でお葬式をしたのをおぼろげ的に覚えている。本堂の広い畳のお堂で壇寺のお坊さんがお経を唱えて、家もすごく沢山の弔問の人が来たり出ていったり食べ物やお酒も用意してまるでお祭りみたいだった。七日目に家にお坊さんが来て仏壇にお経をあげに来たのも覚えている。しかし今は、そんなことはしない。それこそ会館を借りて葬儀屋さんに頼んでする。家でなんて出来ません。