開店です。

nae586252013-03-15

三月半ば、確定申告の追い込みで必死な人も多いなか、なんとか電車に乗り三宮へ。勿論、今日開店するセンター街二階の奥にある古書店・清泉堂倉地書店だ。11時に開店に30分送れて、すごい人かなと思ってたが、意外に余り多く無いと言うか少なめの人、特に店内まで入って来る人は余りいない。表に棚一面に百均で文庫が並び、中はきれいで店内は文藝書や美術書、外国の文庫などありマンガが無いのが若者がいないわけなんだろか?このフロアはオタク系なゲーム店やマンガ店があり正当な古書店ができるのは私はうれしいけど、なかなか前途は厳しそうな感じがする。まぁ西宮から移転で、おっと目をひく本は無いし正直すごく欲しい本も無かったけど、私は最初に入った店では挨拶代わりに一冊買うことにしているし開店なので百均から三冊買う。でも三宮へきた時に寄れる古本屋ができたのは良いね。
ぶらぶら歩いて元町へ、いつもの本屋へ寄り店長に開店情報を教えると、このクソ忙しい時に古本屋開店へ駆けつけて本買うて、ええご身分でと嫌味を散々言われた。まぁあの教科書のすごい箱の山がピークだから仕方ない。新刊で「落穂拾い」小山清ちくま文庫)が出たばかりで欲しかったし購入する。あのビブリオで出てバカ高値になりネット古本屋が血まなこなって捜してネットで売る馬鹿気た現象が起きた本だ。小山清は死ぬまで病気と貧困で小説家としては成功しなかったし奥さんは貧しさに耐えられず自殺した。自身のことを書いた「落穂拾い」は淡々とした中にじわっと読ませる佳作だった。少女から誕生日にプレゼントされるモノは素敵だね。
いつもバイトで来るのと違い、本屋をあちこち回り本買ってお昼を食べて帰ると、やっぱすかっとしている。夕方から別の会合がありまた出かけるけど行ってたのしい時間だった。そうだ三宮でラジオでたまたま聞いてよかったモンゴル800のキヨサクのCDを見ようと思ってたのを忘れた〜