雛まつり

nae586252013-03-01

三月になった途端、ずいぶん暖かくなり昼から結構な雨も降る。そういえば雛人形今年も出さず仕舞いで家のどこかにあるんだが、と思いながら可愛い小さなお雛さんをガラス越しに眺める午後三時。
しかし食い気はあるので桜餅と桃の花を買い、ついでに生いかなごを買い、家でいかなごの釘煮を炊いた。匂いがすごいので窓を開けると外からも同じ匂いがしている・・・できたての釘煮を小皿に盛り、イカ下足の天ぷらと海苔に温かい緑茶で昼食。うまい〜 こうして一足づつ春が来るのだ。「ちくま」に某大河ドラマ綾瀬はるかが出て人気の新島八重のことがあり、なんだか的を得ているようでおかしい。会津藩武家の娘で男まさり、女ながら鉄砲を撃つのはドラマでも知られているが本人の姿が写真を見てもデブでブスでその故、今まで表に出ず人気が無かったのではの説。そりゃ確かに始めてお姿を拝見した時は私もイメージよりそんな感じはあったのを告白するが、よく見るとなんとなし顔には落ち着いた哀しみに近いような理性のある芯の強い目の力がある。洋装は似合わないが、ただの明治の有力者の奥様ではない(きれいで飾りものみたいな明治の奥様)。新島譲と知り合ったのは京都の下宿先で友人の紹介だとか、すぐに気に入って結婚した時に八重はきれいではないが、日本の夫に従うだけの婦人らしく無い強い意志をもって良いと言うような話をしたそうな。そうなのだ女は顔じゃ無いさ