一日に4本

ようやく寒い寒い二月が過ぎて、三月が目の前。三月になれば春が来る。しかしこの時期、或る意味一年で一番忙しい時期でもある。本屋しかり学校も新学期前で忙しいし、大学生はそろそろ春休みだ。
そんな大学生らしき近所に住む学生(20)二人が、たまたま隣に某所で座っていて話しているのを聞くともなく聞こえてきたが、A君は岡山の外れらしく電車が一日4本しか止まらない田舎の青年で神戸に出てきて大学へ。B君は加古川から通学しているらしい、そのA君の話で田舎なので何も無いコンビニの上にマンションがあるのに、びっくりした。とか言う中でここら当たりには本屋が無いからつまらない、近所に万歩書店やブックセンターがあっていつも行ってて楽しかった。と、ええっと聞いてるこちらは一気に形勢逆転した思いになるやないか、そうなのよ近所は古本屋も本屋も少ないし、大きなブックセンターが国道沿いにあるような地でも無い。大きなブックオフが西宮にあるぐらいだ。なんでって土地が高すぎて賃貸しても採算が合わないのだ。そういえば田舎のコンビニは一軒建てが多いし駐車場も広いな。AB君二人は、来年三回生らしく卒業して就職できるかどうか奨学金が返せるかどうかと話して離れていった。私は田舎がないし親戚も大阪で、田舎の家とかに泊まったことも無くなんとなくA君の話は新鮮でおもしろい。万歩書店やブックセンターで遊べる岡山少年て良いなぁ