バーで追悼

nae586252012-10-14

突然の訃報。切り絵作家の成田一徹さんが14日に亡くなられた。脳内出血での急死の報せは、個人的にとてもショックだ。63歳の死は若すぎる。成田さんは温厚な人柄で、また夜になれば酒の席を求めてバーや飲み屋のカウンターに座るのをおそらく生涯のたのしみとされていたと思う。
切り絵にはそんな酒場の絵が多数ある。成田さんの切り絵の中の酒を飲む男たちは、皆とてもうれしそうに飲んで笑っている。
 ささやかな追悼に、ひとりで夕暮れの中でジョニーウォーカーをグラスに少し注いでハイボールを作って飲んだ。あの世でも好きなお酒を飲んでいるだろう。どうぞゆっくりお休みください。
偶然に亡くなる半月ほど前に元町を歩いていたら、成田さんとばったりお会いしたのが最後だった。夕方の6時頃で、これから友人と飲みに行くとこだったので、いらっしゃいませんか?と言うと行先の店を聞いてから、他にいくところがあるからまたの時に。とダンディに歩いていった。ちょっとひどいよ、成田さーん