えっち考

nae586252012-09-25

朝は晴天、ようやく秋の気配がしてきだした。空が青い。帰国してから、なんだか落ち着かない日が続く。今日は、やっと買った本を全部出して読んでいたが、ハングル語なのでよくわからないなりに感じで読んだ積もり。東京の古本市にも出すことにしたし他にもやらねばならぬ事はあるが、見た目では何もしないよう見えるんだろなぁ。
昨日、歯医者で虫歯を抜いたあとがまだ痛いが午後二時ごろなにか食べないとなぁと、ぶらぶら駅前へ歩いていたら見覚えのある男性が、無精ひげにだらっとしたジーパンにサンダルのいつものスタイルでだらだら歩いて来るのに遭遇。丁度お昼を食べようと歩いてたとかで、目の前にある定食屋にそれならと入り、天丼を食べながら近況などを聞いた。
しかしそのN君(48)の言うところでは実に真面目に毎日過ごしているのだとかで、夏の間はいつも昼前に起きて、そのあと一日パチンコしているとばかり思っていたらずっと職業訓練の講習に通い10万ほど職安から手当てまでもらいながら日々、職探しをしてついに十月から仕事に行く予定なのだと顔中不精ヒゲとヨレヨレの服で、天丼を食べながら力説される。それでどんな仕事?と聞くと、職安では全く仕事がなく偶然道であった知人が見かねて、近所の工場(こうば)でえっち考を作る仕事を紹介してくれた。と言う、えっち考とは、すけべなアイデアではなく工事で使うH型のモノなのだそうで、へぇそれはよかったねー長い無職パチプロなりそこね生活も終わりでんなぁと思いつつ割カンで店を出た。
N君は親しい人の話では、ずっとひとり暮らしで父親の住む尼崎へ月一行っては生活費をもらっていたが、昨年亡くなり無収入になり遊んでいられなくなったとか。50目前で、生きるために汗水流して労働する仕事に行かないとどうしようもなくなったんだろう。システムエンジニアの講習は今は役に立たなくても、Hコウを作るのも仕事だし。今度ばったり会った時も続いているかなー
なんだか今こんな人多そうな気がした午後三時。