七夕過ぎて

しかし阪神、今年はいつもに増して弱いでんなぁ・・・ウチは阪神間ど真ん中なので、喫茶店とかで阪神が勝った日と負けた日は、それこそ551のあるとき、ないとき〜みたいな感じになる。あ、関東でやってんのかな551の豚マンの宣伝。勝った時は、スポーツ新聞の売行が伸びる土地です、はい。
朝いつもの道を散歩してると、児童館の前に大きな笹が立って願いごとを書いた短冊がひらひらしているのを見る。七夕の日は、雨はふらなかったけど夜は曇りで星は見えなかった。夜にそっと窓を開けて外に出てみた。晴れたとしても天の川が見えることは無い、そんなきれいな空は年に数回しかないような気がする。それでも星を見る。タルホの生きてた頃は、きっと天の川もきれいに見えただろう。
西東三鬼の『神戸』出帆社、久しぶりに読むと戦時中ながら神戸のトアロードホテルで東京から逃げてきた三鬼の目で見たホテルに住む人びとの面白さに読むのがたのしい。どうも地元の人が書いたのより、三鬼の方が「そのまま」が描かれている神戸は外人相手のバーが確かに戦後しばらくもあって実質、娼婦なのは地の人は皆知っている。港に船が着くと私が20代の頃は元町とか軍服を着た水兵が沢山歩いていたもの。一歩裏通りにいくと外人バーが派手な英語の看板を出していたのも知っている。まぁ一度だけ客が少なくなって昼に開けてカレーを出しているバーに入ってランチを食べたことがあったな。
気取った表向きの神戸の案内本より、三鬼の「神戸」は一番神戸らしいと思う。これが戦争中の話なんだからー