へルタースケルター

nae586252012-05-26

京都を歩いていた時に、前は紀伊国屋書店があったところが、映画館ムビックスになっていた。ここ数年で京都の新刊書店の変わり様はひどく、古い書店は丸善はじめよく行った書店ばかり閉店し、大型チェーン書店ばかり駅地下や商業ビルの中にできる。三月書房だけ個人書店で変わらず、本の棚も久しぶりに手にとって思わず「ええなぁ」と思った。坪内さんが言ったように日本一の本屋かもしんない。
ところで紀伊国屋のあとの映画館はオープンでフロアに自由に入れるので、目ぼしいチラシないかなぁと見てたら、今度する「ヘルタースケルター」の宣伝用ミニ冊子があり一部ゲット。この中に原作のマンガが連載一回目が無料サービスで読めるのだが、岡崎京子の有名なこのマンガ、私は読んだことなかったので初めて読んだ。へぇこんな内容なんだと、これを沢尻エリカが演るのは確かに適役ぽい。私は沢尻エリカは案外良い女優になるのではと「パッチギ」で美人なだけでなく思ったけど、余りにきれいすぎて、スポイルされて仕事に必要な人の行儀や基本的なしつけを受けずに本人もわかっていても直せないのが、あるのかなぁと見てて思う。親代わりの監督がきっちりしつけて厳しい仕事をするのを、あいさつから教えられたら良い演技者になれたかも。そうさせずに回りが甘やかした。きれいすぎるのも可哀想なのかも知んない。この映画はみるぞ。
おかしな例えかもだけど、祇園の舞妓さんはどんな美人でもそうでなくても、あいさつや芸事の作法は厳しくしつけられる。それができない子は、やめるしかないらしいし生きていけなくなるものね。