なつかしい友だち

nae586252012-05-25

朝から雨が、しとしと降る。暑くなくていいけど傘をさすのが少し億劫。でも今日は行かねばと京都へ出かける。少し人に会うのもあり、私鉄を乗り継いで阪急、河原町駅から高島屋の一階へのぼりなんだか、なつかしい京都の街がある。
どうしてか賀茂川を眺めたくなり、橋の上から川を眺めると雨で煙って川床も今日はなし。そこから今まで気がひけて歩いたことの無かった先斗町の細い路地のような通りを歩いていたら、ぞろぞろと舞妓さん方が揃いみたいなオレンジの雨コートを着て歩いてくる。昼の着物でお昼休みなのか10人は、いはった。日本髪で着物を着た、きれいな舞妓さんがこれだけいると、なんだか京都やなぁと思う。他では見られないものねぇ。皆さん、とてもきれいな人ばかりで、今は鴨川をどりだから沢山いたのかな。ええ目の保養になった。先斗町の終わり近くの、そば屋さんでお昼のランチメニューの、ざるそばとミニ天丼セットで昼食。当たり前だけど、漬物がすごくおいしい。
そんなにわかお上りさんみたいなこともして、新しい古本屋をさがして、午後三時に寺町の三月書房へ。よく覚えてないけど一年以上は来てないだろうし宍戸恭一さんと会うのは、もっと久しぶりで二年近くかも。いつもの連絡方で約束のようなことはしたけど、本当にスッと店内に入って来られたので内心ホッとした。お元気そうだし全然変わっておられない。
いつも行く向かいの喫茶店でコーヒーを飲みながら、前の京都新聞に大きく載った吉本隆明氏が亡くなったことなどお話を聞いていた。ずっとそうしたかったし宍戸さんと話ができて、勝手に自分の約束が果たせた気がした。デコイのお姉さんも覚えてくれていた。宍戸さんに、また同じように連絡して欲しいと言われたり、思わぬ欲しかった古雑誌をいただけることになったり、うれしかった。二年近く会わなくても、同じように親しくしてもらえて来てよかった〜と、しみじみ思った。
そうそう三月書房でも売れた本があり、納品もしないといけないして六月も行くことになった。初めて宍戸さんと三月書房で話しをしたのは、10年ほど前だ。大事な京の友だちがいるのを忘れそうになってたかも。と帰りも今日いちにちのことをおもって幸せな気分だったな。また行こう。